細胞機能
OsteoImage™ 石灰化アッセイ
Rapid, Flourescent Assay for Bone Mineralization
OsteoImage™ 石灰化アッセイは、骨細胞の石灰化の評価を目的とする、迅速な蛍光性の in vitro アッセイです。このアッセイでは、造骨幹細胞、初代骨芽細胞、および骨芽細胞様細胞株による in vitro 石灰化の定量が可能です。このアッセイは、細胞沈着した骨様細胞結節のハイドロキシアパタイト部分へ蛍光性の OsteoImage™ 染色試薬が特異的に結合したものを検出する試薬です。このアッセイは、分化中の骨芽細胞培地中において時間依存的な石灰化の増加を検出するのに十分な高い感度を備えています。一般的な組織化学的方法(ハイドロキシアパタイトに対する特異性を示さない von Kossa 染色やアリザリンレッド染色など)とは異なり、OsteoImage™ アッセイでは複数のステップの操作や面倒な抽出作業を省くことができます。
ロンザの骨研究製品ラインに加わったこの最新製品により、細胞培養における石灰化測定のスピード、感度および操作性が向上しました。
利点
- 定量的なプレート測定、もしくは定性的かつ視覚的な蛍光顕微鏡検査が可能
- 初代骨芽細胞、造骨幹細胞および骨芽細胞株で使用可能
- 本物の骨と同様にハイドロキシアパタイトを測定
- 90分以内に完了(煩雑な抽出操作なし)
- 分化中の細胞における時間依存的に増加する石灰化を検出する上で十分な感度
- 6ウェルプレートから96ウェルプレートまで使用可能
-20℃
プロトコル
幹細胞、初代細胞、細胞株で使用可能
骨芽細胞の細胞株、Clonetics™ NHOst(正常ヒト骨芽細胞)、Poietics™ hMSC(ヒト間葉系幹細胞)由来骨芽細胞における OsteoImage™ 石灰化アッセイによる石灰化の測定。
石灰化を経時的に検出
NHOst(正常ヒト骨芽細胞)を96ウェルプレートに3,200細胞/ウェルで播種した。細胞は未分化のコントロールと分化因子を加えたものを培養した。OsteoImage™ アッセイにより染色後7、14、21日後にプレートリーダーで定量化した。