アガロース
ß-Agarase
Recovers DNA and RNA from Low-melting Temperature Agarose
ß-Agaraseは、溶融アガロースの多糖骨格をアルコール可溶性のオリゴ糖に完全に消化分解する酵素です。低融点アガロースで電気泳動処理されたDNAは、ゲルの溶解後および酵素による消化分解後にまとまった量で回収できます。残りのアガロースオリゴ糖はゲル化せず、またクローニング、ラベリング、制限酵素切断、または配列決定などの後続のDNA操作に干渉しません。
濃度
ß-Agaraseは、50%グリコール、50 mM Tris/HCl、100 mMNaCl、および0.1% Triton® X-100 (pH 7.5)で調整されており、濃度は1,000 ユニット/mlです。
ユニットとは
1ユニットには、40 mM Bis Tris/HCl、40 mM NaCl、1 mMEDTA(pH 6.0)で調製された200 mgの融解1% SeaPlaque™GTG™ アガロースゲルを、40℃、1時間で完全に消化分解するのに必要な酵素の量が含有されています。
性能と品質検査
- DNase/RNase活性:検出なし
ß-Agaraseを用いて 1% SeaPlaque™ GTG™ アガロースからDNAを回収
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λ/Hind III DNAをエチジウムブロミド染色後、DNAバンドを切除した。 ß-Agaraseでゲルを消化後、エタノール沈殿法によりDNAを回収した。 回収されたDNAを再び1% SeaKem™ GTC™ アガロースゲルにより泳動し た。写真はエチジウムブロミド染色像。 |
オーダー情報
Product Documentation
- Instructions – ß-Agarase | Product Document , PDF
- Intended Use Statement – MB | Product Document , PDF