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弊社製品使用上の注意点

BioWhittaker™ 専門培地

TheraPEAK™ MSCGM™ 間葉系幹細胞増殖培地

近年における新たなテクノロジーや技術プラットフォームに牽引されて、細胞治療分野の科学的発展には著しいものがあります。今日、ヒト間葉系幹細胞(hMSC)は、幹細胞研究において幅広く使用されているモデル系となっており、その安定した増殖能や細胞生存性は、細胞治療のポテンシャルを考える上で欠かせないツールであると考えられます。リンパ球との相互作用を介した獲得免疫または自然免疫を生成する能力のために、hMSCは臨床現場においてますますその存在が着目されるようになっています。一方、生物学的安全性、ロット間の一貫性、およびウシ胎児血清 供給源の適格性に対する関心が高まる昨今、無血清培地は幹細胞培養の技術発展において重要な位置を占めるようになりつつあります。

ロンザは大手細胞治療CMOとして、細胞培養プロセスにおける再現性の高い、また信頼性のある結果が求められることを認識しています。TheraPEAK™ MSCGM™ Mediumは、ISO 13485認証の品質管理システムを有したFDA認可の製造サイトで製造される、簡便かつ高性能の培地製品です。TheraPEAK™ MSCGM™ Mediumは、培養初期においても迅速な倍加速度を維持しつつ、未分化間葉系幹細胞の良好な細胞生存率を保つことができる培地製品です。

特長・利点

  • 無血清培地による安定した品質
  • 培養マトリックスの必要なし
  • あらゆるタイプの間葉系幹細胞の拡大培養に最適化
  • 間葉系幹細胞の多分化能を維持
  • 基礎培地と添加因子キットのフォーマット
  • スケールアップを視野にいれたカスタム包装も可能
  • 小規模または大規模な細胞治療用途に対応可能


TheraPEAK™ MSCGM™ 培地で増殖させたヒト間葉系幹細胞は、他社 I 社の無血清間葉系幹細 胞培地やFBSを含むDMEMで増殖させた細胞よりも良好な増殖を示しました。ヒト間葉系幹細胞は各 培地中で直接融解させ、Tフラスコ中に2000 cells/cm2の密度で播種しました。3日毎に培地交換を 行い、95%コンフルエントで継代しました。


TheraPEAK™ MSCGM™ 培地で培養したヒト間葉系幹細胞の細胞表面マーカー

TheraPEAK™ MSCGM™ は、研究用培地と比較して高い製造および品質管理基準を有する培地製品として販売しています。しかしながら当該培地製品を再生医療等製品 製造用途にご使用するにあたっては、お客様自らのバリデーションを実施して頂き、規制当局と薬事相談を行った上で、お客様の責任の下でご使用に関する判断を行って下さい。

 

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