細胞株用
基本寄生生物Nucleofector™キット
寄生原虫は、脊椎動物および無脊椎動物に感染したり、植物に寄生するものもあります。ヒトの体内に侵入すると、寄生原虫はマラリア(Plasmodiun)、睡眠病(Trypanosoma)またはリーシュマニア症(Leishmania)など重大疾患を引き起こす可能性があります。Nucleofection™は、エレクトロポレーションや粒子衝突などの標準法と比較して、極めて高効率の遺伝子導入を実現することが実証されてきました(例:Plasmodium berghei や Trypanosoma brucei 内)。種およびライフサイクルによって遺伝子型および表現型は非常に多様であるため、ロンザは2種の基本寄生生物Nucleofector™キット(1および2)、そして使用が容易な基本寄生生物Nucleofector™スターターキットを開発しました。
利点
- エレクトロポレーションや粒子衝突などの標準法と比較して、高い遺伝子導入効率
用途
- Plasmodium berghei や Trypanosoma brucei に対する立証済みの実績
げっ歯類寄生するマラリアへのNucleofection™ 性特異的プロモーターの下流に連結したGFPおよ びRFP (Red uorescent protein) をマラリア原虫 (Plasmodium berghei) に導入した。形質転換したマラリア原虫は、生殖細胞 (生殖母細胞) は蛍光顕微鏡により解析した。雄性細胞は緑、および雌性細胞は赤い蛍光を示す。(データー提供:Chris Janse, Blandine Franke-Fayard and Andrew Waters, Leiden Malaria Research Group, Department of Parasitology, Leiden University Medical Centre, Netherlands.) |
関連資料および動画
- 細胞培養のコツ:細胞株および初代細胞 — 遺伝子導入の前に(PDF形式)
- 遺伝子発現に重要なベクターの要素(PDF形式)
- 遺伝子導入実験に必須のプラスミド DNDの調整(PDF形式)
- 安定型細胞株作成のガイドライン(PDF形式)
- Nucleofection™ を使ったsiRNA実験のデザイン(PDF形式)
- 4D Nucleofector™ X unit(動画)
- 4D Nucleofector™ Y unit(動画)
- Nucleofector™ II(動画)
- 96-well Shuttle™ システム(動画)
- 4D-Nucleofector™(動画)
- Convenient and Efficient Non-viral iPSC Generation(動画)