初代幹細胞用
ヒトCD34+細胞用Nucleofector™キット
ヒトCD34+細胞への最適な遺伝子導入のために、多様なNucleofector™プラットフォーム上でNucleofector™キットと対応する最適化プロトコルが利用可能です。
4D-Nucleofector™、96-well Shuttle™および384ウェルNucleofector™システムでのヒトCD34+細胞への遺伝子導入に最適なキットは、P3初代細胞用キットです。細胞特異的プロトコルと組み合わせて使用します。Nucleofector™II/2b装置では、ヒトCD34+細胞特異的キットを使用します。
利点
- 遺伝子導入効率:最高83%
- 生存率:最高70%
- 造血細胞分化に影響なし
- 単離後すぐの細胞にも凍結保存細胞にも使用可能
用途
- 未活性化ヒトCD34+骨髄細胞に使用可能
- 臍帯血やロイコパック由来の細胞にも使用可能
- DNAとsiRNA遺伝子導入が論文で引用
血液および骨髄から分離したCD34+細胞にNucleofection™により導入した遺伝子の経時的発現変化 deltaLNGFR (Low A nity Nerve Growth Factor Receptor) を発現している細胞の割合はフローサイトメーターにより測定した。Nucleofection™ 4時間後、末梢血幹細胞の39±5.9%がdeltaLNGFRを発現、その発現は経時的に減少した (n = 3、独立した患者から採取)。骨髄幹細胞では、Nucleofection™ 84時間後に最大26±9.7%がdeltaLNGFRを発現し、その後は細胞分裂に伴い、その割合は減少した (n = 3, 同一の患者から採取)。(データ提供:Greiner et al., University Hospital of Ulm, Ulm, Germany.) |
関連資料および動画
- 細胞培養のコツ:細胞株および初代細胞 — 遺伝子導入の前に(PDF形式)
- 遺伝子発現に重要なベクターの要素(PDF形式)
- 遺伝子導入実験に必須のプラスミド DNDの調整(PDF形式)
- 安定型細胞株作成のガイドライン(PDF形式)
- Nucleofection™ を使ったsiRNA実験のデザイン(PDF形式)
- 4D Nucleofector™ X unit(動画)
- 4D Nucleofector™ Y unit(動画)
- Nucleofector™ II(動画)
- 96-well Shuttle™ システム(動画)
- 4D-Nucleofector™(動画)
- Convenient and Efficient Non-viral iPSC Generation(動画)