初代血液細胞用
ヒト単球用Nucleofector™キット
ヒト単球への最適な遺伝子導入のために、多様なNucleofector™プラットフォーム上でNucleofector™キットと対応する最適化プロトコルが利用可能です。
4D-Nucleofector™、96-well Shuttle™および384ウェルNucleofector™システムでのヒト単球への遺伝子導入に最適なキットは、P3初代細胞用キットです。細胞特異的プロトコルと組み合わせて使用します。Nucleofector™II/2b装置では、ヒト単球特異的キットを使用します。
利点
- 遺伝子導入効率:最高64%
- 生存率:最高81%
- ヒト単球のハイスループットスクリーニングで初めて使用された遺伝子導入技術
用途
- CD14+ヒト単球細胞に最適
- DNAとsiRNA遺伝子導入が論文で引用
ヒト単球へのStealth™ siRNAのNucleofection™ (A) 100nMのフルオロセイン標識したdsRNAオリゴマー (長さや電荷がsiRNAと同じもの) を導入24時間後にフローサイトメーターで解析した。青いカーブは自家蛍光を示す。(B, C and D) Stealth™ siRNA [インビトロジェン社] によりノックダウンした。酸化リノール酸代謝物 (9-HODE類似物, 9-hydroxy-10E, 12Z-octadecadienoic acid ester) 代謝物は、酸化LDLとして動脈硬化プラークに大量に存在し、ケモカインレセプター (CCR2をオフ、およびCX3CR1はオン) の発現調節することにより、ヒト単球からマクロファージへの分化を促進する。さらに、CX3CR1は、マクロファージの冠状動脈平滑筋 (CASMCs) の接着を促す。これらの脂質受容体の発現への影響は、核のペルオキシソーム増殖因子活性化受容体 (PPAR)γの発現を調節する。Down regulation of PPARγ with siRNA (200 nM,[Invitrogen]) によるPPARγの抑制は、受容体のスイッチを劇的に現象させ (BとC)、結果としてマクロファージのCASMCへの接着能が接着アッセイにおいて減少する (D)。(データ提供:Barlic et al., (2006)Circulation 114(8), 807-19 著者の許可により転載) |
関連資料および動画
- 細胞培養のコツ:細胞株および初代細胞 — 遺伝子導入の前に(PDF形式)
- 遺伝子発現に重要なベクターの要素(PDF形式)
- 遺伝子導入実験に必須のプラスミド DNDの調整(PDF形式)
- 安定型細胞株作成のガイドライン(PDF形式)
- Nucleofection™ を使ったsiRNA実験のデザイン(PDF形式)
- 4D Nucleofector™ X unit(動画)
- 4D Nucleofector™ Y unit(動画)
- Nucleofector™ II(動画)
- 96-well Shuttle™ システム(動画)
- 4D-Nucleofector™(動画)
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